本財団は、1987年に衆議院議員渡辺美智雄氏により創立されました。創立当初の名称は、「財団法人 国際医療技術交流財団」で、主に開発途上国の医療技術の進歩を目指して、医療技術分野における国際協力を推進してまいりました。

2016年8月までに受け入れました研修生は、世界102ケ国から1,156名に達しております。研修終了後帰国しました研修生は、わが国で身に付けました医療技術を自らの専門分野において発揮することを通じて、当該国の医療技術を発展させるべく指導的役割を果たしております。このような長年にわたる豊富な活動実績が認められまして、第52回 保健文化賞及び厚生大臣表彰(2000年)、外務大臣表彰(2009年)を受賞しております。そして、公益法人制度改革関連三法施行を受けまして2011年2月から、内閣府認定の「公益財団法人 国際医療技術財団」として再出発いたしております。

生まれ変わりました本財団は、これまで同様に開発途上国から数多くの研修生を受け入れまして、世界最先端レベルにあるわが国の医療技術を習得させる事業を継続実施することはもちろんですが、新しく定款に加わりました災害医療研修事業を実施してまいります。第1回JIMTEF災害医療研修コースを2011年11月に国立病院機構災害医療センター臨床研究部の全面的なバックアップを得まして開催いたしました。その後、災害医療研修コース既受講者を対象とする災害医療研修アドバンスコースが加わりまして、2016年9月までの受講者は47都道府県から679名に達しております。

2015年度から3年間の予定で、「JICA草の根技術協力事業(草の根パートナー型)ネパール国カトマンズ盆地における慢性呼吸器疾患患者の早期社会復帰支援に向けての取り組みー呼吸リハビリテーションの普及ー」を実施しております。この事業につきましても、災害医療センター呼吸器科を中心とする医師・理学療法士の専門家の皆様方の多大なご協力を得ております。

また、ベトナムにおきましては、ベトナム政府保健省の要請を受け、日本の伝統医療である柔道整復術や鍼灸術を当地で普及させるための活動を始めています。さらに、ベトナム最大の国立歯科病院と国際医療協力に関する覚書を締結し、日本の高度な歯科技工技術と最新の歯科材料を駆使してベトナム国民の健康増進に寄与すべく取り組んでいます。

このように本財団の諸事業推進にあたりまして、まず国内においては、医療三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)、JIMTEF医療関連職種団体協議会、経済界、及び認定特定非営利活動法人アムダ(AMDA)などの民間団体と密接な連携を保っております。加えて開発途上国においては、政府、大学及び医療機関と個別に事業協力協定を締結しており、これらの連携を通じてそれぞれの国・地域により即した事業を展開してまいります。本財団が目指します国際医療技術協力の推進につきまして、関係各位におかれましては一層のご指導とご支援を心よりお願い申し上げます。


 

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